海外一人旅での半泣き体験
今週のお題「海外旅行」
ホームステイ&音楽学校体験という一週間
行くからには何か特別な経験をしてみたいと思っていたところ、見つけたのが1週間ホームステイしながら、ダブリン(アイルランドの首都)の音楽学校で毎日2時間程度のレッスンが受けられるというものでした。しかも一人参加可能。
これだ!と思い、もともとティンホイッスルのコースだったのに、歌が習いたいと強引にカスタマイズまでお願いして申込んだのでした。
ヨーロッパ自体も初めてだったので、長時間フライトもロンドンでの乗り換えも夜中の到着もすべてが楽しく思えました。
ホームステイ先は市の中心部からは少し離れていて、仕事をしている娘さんと成人して家を出た息子さんの二人子どもがいる夫婦の家でした。
そこからバスで市内に行って、レッスンを受け、それ以外の時間は観光し、夕飯までに帰るというのが一日の過ごし方でした。
悲劇はおきた。。
日程の真ん中くらいまで来たころ、初の一人旅で特別な体験をして浮かれていたのか、ショックな出来事がおきました。
音楽学校のレッスンを受ける前、トイレに寄ったときに、手に持っていたデジカメを置き忘れて出てしまったのです。
レッスン後に気づいて戻ったけれど、後の祭り。
誰かに持ち去られていました。
ちょっとまって、と半ばパニックになりました。
つたない英語でスタッフさんに見なかったか聞いてもわからず、念のためほかの部屋も探しましたが見つからず、あきらめるほかありませんでした。
絶望的な気持ちで当時の彼氏に半泣きで国際電話しました。
ヨーロッパの街並みも見学した教会も素晴らしく、初めての冒険の経過を収めた大事な写真たちだったので、それがなくなるなんて、と本当にショックだったのです。
気持ちを切り替えるためにやったこと
あと何日かで帰国することを考えると、なくしたものを嘆いても仕方ないし、何とか取り戻せないか、取り戻せなくてもどうにか他の手段でカバーしようと思ってやったのが次の二つでした。
1.音楽学校に貼り紙をした。
音楽学校の中でなくなったので、持ち去ったのは出入りする人たちの中の誰かだと思いました。直接訴えるには、そこに何らかのメッセージを書いておくしかないと思ったので、
- 日本から来た旅行者であること
- 大切な旅行の思い出が詰まったカメラなので、どうか返してほしいこと
- 名前とメールアドレス
などを書いた紙をトイレに貼らせてもらいました。
2.インスタントカメラを買った。
どうしてもダブリンの街や体験したことを写真に残したかったので、インスタントカメラを買いました。
なくしたカメラに収めていたものや場所も、記憶の範囲でもう一度たどって撮りました。現像しないまま日本に持ち帰ると規格の違いなどで現像できず、写真を見られない可能性があると思ったので、撮りきって最後に現地で現像しました。
結局、旅行の終わりまでにカメラは戻ってきませんでしたが、代わりになるもの(=インスタントカメラの写真)が手に入ったので、何とか自分を納得させることができました。
これが私の海外一人旅の半泣き体験です。
後日談。
このカメラ騒動には続きがありまして。
旅行からどのくらいたったか忘れましたが、旅行会社から連絡がありました。
音楽学校からカメラが届いているとのこと。
!!!
あの貼り紙が効いたのだと思いました。
早速受け取りに行って、データを見てみたところ。
・・やっぱり何もありませんでした。
カメラは奇跡的に手元に戻りましたが、私の旅の記録の前半は失われてしまったのでした。
皆さんも、海外で一人旅をする場合には、持ち物に気を付けましょう!
今日もお読みいただいてありがとうございます♪