30代になったら知っておきたい社会保険のこと

こんにちは、konです。

 
人事関係の仕事経験があるので、社会保険のことや給与にまつわる税金のことを聞かれることがときどきあります。
 
今回は、育児中の知り合いから、雇用保険のことを聞かれました。
前職を辞めたあと、雇用保険の受給期間を延長していたそうです。
 
出産で就職ができない場合には、失業給付を受ける期間を延長することができます。
その人は、子どもがもうすぐ3歳になり、期限も来るので就職活動をしてみることにしたそうです。
 

30代になったら知っておきたいこと

私も社会人になってからしばらくは、自分の給与から引かれる社会保険や税金のことは全く分かっていませんでした。
その仕事を担当するようになって、ようやくどんなものなのか分かってきました。
 
30代になれば、結婚や出産、転職などでいろいろな手続きをすることがあります。
どういうことがわからないままでも会社の人事担当者がやってくれますが、基礎知識として知っておくことも大事なんじゃないかなと思っています。
 

今回アドバイスしたこと

今回相談を受けた方は、ハローワークに行く以外のことは何をすればいいかわからないようだったので、次のことをアドバイスしました。
失業給付を受けることと健康保険、年金はどう関係があるの?と聞かれましたが、健康保険の扶養に入るには、年間収入が130万円未満という基準があります。
 
失業給付の金額が1日あたり3,612円以上になると、健康保険の扶養に入り続けることができません。
失業給付は90日や120日など、もらえる日数は限られていますが、年間換算して考えられることになっています。
計算すると、3,612円×30日×12ヶ月=1,300,320となり、130万円を超えてしまいます。
 
相談してくれた彼女も、この金額以上だということで、扶養から一時外れることになりました。
失業給付をもらい終わったときに就職できていなければ、もしくはパートなどで一ヶ月あたりの金額が少ないのであれば、条件にあてはまるのでまた扶養に入ることができます。
 
また、健康保険の扶養から外れると、年金も自分で払うことになります。
国民年金第3号被保険者」は健康保険の扶養に入っている人が対象で、保険料の負担は自分にも配偶者にもありません。
ただ、何らかの理由で扶養を外れる場合には、自分で保険料を支払う「国民年金第1号」にならなくてはいけないのです。
 

知っていることを答えたら感謝された

最初は健康保険と年金がごちゃごちゃになっていましたが、説明したら分かってきたようで、感謝されました。
知っていれば基本的なことなのですが、知らない人ってたくさんいるなといつも感じます。私が仕事の中で覚えてこられたのはラッキーでした。
これからも誰かのために生かせればいいなと思います。