目からウロコ!節約は絶対額で考える

こんにちは、konです。

たまたま本屋さんで目に留まった『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉光文社新書)を読んでみました。

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副題にもあるとおり、身近な疑問から会計学を学ぶ入門書です。

その中で、「節約は絶対額で考えるべき」という内容が目からウロコだったので、紹介します。

 

節約は絶対額で考えるべき

  1. 1,000円のものを500円で買う
  2. 101万円のものを100万円で買う

という二つの買い物を比べた時、どっちが節約できているか?ということを考えます。

 

割合で考えると、1は50%、2は1%弱。

なんだか1のほうが得をしているように感じます。

 

一方で、実金額でみると、1は500円、2は1万円の節約。

明らかに2の方が節約額としては大きくなります。

 

だから、割合ではなく実際にいくら節約できたかという絶対額に注目すべき、ということでした。

 

チリが積もっても山にはならない

筆者は、毎日10円の節約をしても一年間で3,650円。だったら一年に一度1万円の節約をした方が効果的、と書いています。

本当にその通りだと思います!

 

確かに、自分の感覚を振り返ってみてもつい割合で考えてしまうところがあります。

スーパーでは188円か198円かで迷うのに、洋服や靴を買うときに14,000円か15,000円かは大した違いではないように感じるのです。

比べる金額が変わったときに差額の感じ方が変わってくるのは、198円に対する10円とか、15,000円に対する1,000円というように、割合で考えている証拠だと思います。

スーパーで10円節約することによって1,000円の節約効果を出そうと思ったら、100回必要になります。でも15,000円の靴を14,000円のもので我慢したら、一度でその効果が得られるのです。

考えてみれば当たり前なのですが、なるほど確かに!と思いました。 

 

大きな買い物に気を付けよう

特に、「一生に一度だから」「せっかくだから」という出費は危険。

結婚式や住宅の購入の時「高くてもいいや」と思いがちだと筆者も書いています。ここで何十万円の差に目をつぶったら、日頃の買い物で数百円、数千円節約したところで吹っ飛んでしまいます。


これからは大した差じゃないと思ったときこそ気をつけます

無闇に節約をすることがいいとは思いませんが、10円の違いに悩むことはやめられないでしょうし、高いものでもそれを買うことに本当に意味があるならいいと思っています。

ただこれからは、大した差じゃないと感じる金額こそ見逃さないようにしたいです。

 

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